「視聴率0%台」の日も…爆死スタートしたフジ「とれたてっ!」 東京復帰「青木源太アナ」の心中は?

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こんなはずじゃなかった?

「しかも、番組開始早々の1分30秒でCMに入ってしまいました。そこから4分間もCMが続いたんです。まるで関東の視聴者は見てくれるなと言わんばかりの構成でした。さすがにこれには各所から批判が出たのかもしれません。翌日からCMに入るのは放送開始から15分ほど経ってからとなりました。それでもいきなり群馬県前橋市長のラブホテル密会問題のVTRから番組が始まったりしていましたから、フジで見ていた“飛び乗り”の視聴者は戸惑ったのではないでしょうか」

 ちなみに「ミヤネ屋」も「ゴゴスマ」も関東地区ではフルで放送されている。

「この週の世帯視聴率は『ミヤネ屋』が3・9~4・8%、『ゴゴスマ』が3・6~5・3%でしたから、『とれたてっ!』は全く勝負になっていませんでした」

 そもそも再放送枠の“ハッピーアワー”も1%台だったから、半分を生放送に変えても何も変わっていないことになる。なぜこんな中途半端な放送をしているのだろう。

「フジとしてはドラマ再放送枠を逆ネットに変えただけなので懐は痛みません。加えて、生放送なので災害や記者会見などリアルタイムの放送が必要なときも番組の差し替えなしで対応できるメリットがあると考えたのでしょう。ただし、誰も見てくれないのなら、中居問題で落ちたフジの評判をさらに落とすことになりかねない。関東地区に凱旋するつもりだった青木アナだって『こんなはずじゃなかった』と思っているかもしれません」

 青木アナは日テレの局アナ時代、オリコンの「好きな男性アナウンサーランキング」では常連だった。18年と19年には2位にも入っている。

「慶応卒のイケメンで、局アナ時代は『PON!』や『バゲット』のMC、ゴールデンでは『火曜サプライズ』の進行とキャリアを伸ばし、ジャニーズ好きアナウンサーとしてもお茶の間の人気を獲得しました。しかし、同期が悪かった。彼がオリコンのベストテンに初めて9位でランクインした16年、5年連続で1位となり殿堂入りしたのが同じ06年入社の桝太一アナでした。殿堂入りが同期では敵わないと思ったのかもしれません」

 青木アナは20年9月末に退社した。

「彼は“日本一のイベント司会者”を目指してレプロエンタテインメントに所属しましたが、彼を追うようにして桝アナも退社するとは思いも寄らなかったでしょう。もっとも、桝アナは同志社大学ハリス理化学研究所の助教に就任しつつ日テレでは今も『真相報道 バンキシャ!』の司会を続けていますから、これが実力の差なのでしょう。青木アナはようやくカンテレの『とれたてっ!』のMCに就任し、関東でも放送されるようになったわけですが、こんな状態ではねえ……」

デイリー新潮編集部

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