物価高に「コスプレ美女」「グラドル」たちのあえぎ 化粧品も衣装もホテルも高い…笑顔の裏にはため息が

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 物価の上昇が続いている。10月1日から飲料を中心に3000品目が値上げし、ペットボトル飲料は500ミリリットルで税抜き200円台に突入した。さらに政府による補助金が9月で終了したため、10月分から電気代や都市ガス代も値上げとなる。

 庶民にとっては苦しい日々が続くが、これはきらびやかな舞台に立つ人も変わらない。9月25日~28日まで千葉・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2025」の各ブースを彩ったコンパニオンたちに話を聞くと、物価高や円安など経済の影響は相当大きいようだ。

 東京ゲームショウの各ブースを彩るコンパニオンだが、メインでイベントコンパニオンをしている人から、コスプレイヤー、グラビアアイドルとさまざまだ。

化粧品、衣装だけじゃない「値上がり」

 まず彼女たちから相次いで上がったのが、化粧品の値上がりだ。特にデパートなどで売られるような高級海外ブランドの化粧品、いわゆる”デパコス”は円安もあり、今年値上げラッシュだ。

「物価高で生活全部が大変なんですが、デパコスが値段がめっちゃ上がってます。もともとは8000円で買えていたアイシャドウが、今や1万2000円だったりします。ファンデーションも使ってた5000~6000円だったものが1万円になっています。でもお仕事の時はデパコスの方が肌が綺麗になるので痛いですけど、使っています」(グラビアアイドル、タレントの鈴木咲さん)

 いまやゲームショウなどのイベントには欠かせない存在となったコスプレイヤーだが、普段彼女たちの着るコスプレ衣装や小道具にかける費用が上がっているという。

「物価高でコスプレの衣装の値段が上がっています。数千円は上がっていますね」(コスプレイヤー、グラビアアイドルのねるるさん)

「コスプレで使うものを海外サイトで買うことが多いんですが、その配送料が最近高くなっています。前は1000円ぐらいだったんですけど、今は2000円では当たり前になってきていて」(コスプレイヤー、グラビアアイドルのかれしちゃんさん)

ホテル代値上がりも…「宿泊費は出ない」

 インバウンド需要や、人件費高騰などもあり、ホテルの宿泊費も上昇している。この夏、旅行した際にその高さに驚いたという人もいるのではないだろうか。グラビアアイドルや撮影会モデルは地方の大型撮影会にも行くため、こうした宿泊費高騰も影響があるという。

「地方の撮影会に出演すると、その場所までの交通費は出るんですが、宿泊費は出ないんです……。今はホテル代が高くて、その分、以前よりももらえるお金が目減りしてます」(撮影会モデルの杠ゆあさん)

 直接仕事とは関係ないが、旅行に関するものではこんな声も上がった。

「一番痛いのが海外旅行。円安でめっちゃ貧乏って感じです。最近ハワイとニューヨークに行ったんですけど、物の値段にびっくりしました。サラダ頼んだだけなのに5000円ぐらい取られて。もうやってけないって感じでした」(タレントのあめさん)

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