朝ドラ「あんぱん」ヒロインの“最初の夫”役で注目 「美輪明宏」の秘蔵っ子で文豪の玄孫の人気俳優とは?

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来年は主演も

「そんな中島が一躍名を上げたのも、やはり朝ドラでした。『あんぱん』と同じく中園さんが脚本を手がけた14年前期の『花子とアン』で、ヒロイン(吉高由里子)の親友で九州の炭鉱王・嘉納伝助(吉田鋼太郎)の妻・蓮子(仲間由紀恵)と駆け落ちする帝大生を演じました」

 蓮子が記した夫への絶縁状は新聞に掲載され、伝助は反論文を発表するなど世間を騒がせた、いわゆる“白蓮事件”である。

「当時、不倫と駆け落ちを朝ドラで描いたことが大きな話題となり、史実である白蓮事件も注目されました。もちろん主婦層を中心に中島のイケメンぶりも人気に。そして今回、11年ぶりに出演した『あんぱん』で、ヒロインの正式な夫になったわけです。改めてそのイケメンぶりが話題になりましたが、『あんぱん』でヒロインの祖父役を演じていたのが吉田鋼太郎だったので、朝ドラファンの間では『妻に加えて孫まで取るのか』とも話題になりました」

 脚本・中園の仕掛けだったかもしれない。そして中島は、今や数々の話題作に出演しているというわけだ。

「以前はイケメン枠で町田啓太と競合することが少なくありませんでしたが、“抜けた男”役を演じるようになってから唯一無二の俳優になりつつあります。来年はNHKの大河ドラマ『豊臣兄弟!』で織田信長の義弟・浅井長政を演じ、1月期の『俺たちバッドバーバーズ』(テレビ東京)で連ドラ初主演(草川拓也とのW主演)。さらに、来年春としか発表されていませんが『不適切にもほどがある!スペシャル』(TBS)にも出演が決まっています」

 飛躍の年となりそうだ。

デイリー新潮編集部

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