ダメ男役が光る「岡部たかし」、激太り役作りの「池脇千鶴」も…朝ドラ「ばけばけ」を支える実力派の“怪演”
全編にユーモア
朝ドラことNHK連続テレビ小説の新作「ばけばけ」が、異彩を放っている。朝ドラっぽくない。没落士族の悲哀を描いたり、貧しさから売られていく人々の嘆きを捉えたり。それでいて全編にユーモアが漂っているから、暗さはなく、後味もいい。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
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「ばけばけ」に出てくるのはちょっと痛いが、愛すべき人たちばかり。物語には貧困や人身売買などダークな一面も出てくるものの、全体的には明るい。登場人物たちがたくましく、悲壮感とは無縁だからである。...


