「村上宗隆(25)」はメジャーでも本塁打を量産できるか? 元NPB強打者が明かす大活躍の条件は「大谷翔平」と「佐藤輝明」の共通点

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三塁コンバートは必須か

「当たり前ですがMLBのピッチャーにも失投はあります。不用意に外角へ甘い球を投げてしまうこともあるでしょう。結果、村上選手は10本とか20本のホームランなら打てるはずです。しかし30本、40本台を目指すためにはスタンスの幅を許容範囲内に戻し、内角を攻められてもホームランにすることが求められます。それができるかどうかが焦点だと思います」(同・広澤氏)

 打撃に比べると、広澤氏は村上の守備には不安を感じていないという。ただし、コンバートは不可避のようだ。

「そもそもヤクルトが村上選手を三塁手として起用してきたのは、オスナ選手に一塁を守らせる必要があったからです。村上選手が本当に向いているのは一塁手だと考えます。実は三塁手というポジションは、あまり動く必要がないのです。極論すれば飛んできた球を受け止めればいい。ところが一塁手は内野手の送球を受けるだけでなく、ベースカバーで走り回る必要があります。体力的には捕手の次に大変なポジションと言っても過言ではありません。村上選手は若いこともあり、一塁手にコンバートしてもらえば立派に守り切るでしょう。首脳陣が守備に関して心配することはなくなると思います」

 第1回【「史上最年少250号」も視野に! 村上宗隆(25)の移籍先はどのメジャー球団か? 「メッツが本命」と語る専門家の「大穴」予想は】では、村上がMLB特有の「動く球」に対応できるか、どの球団が関心を示すか、専門家が「大穴」と指摘する意外な球団名などについて詳細に報じている──。

デイリー新潮編集部

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