“総理の兄”になれば出番が増える? テレビ局が「小泉孝太郎」を奪い合っていた

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フジテレビは不運続き

 一方で地団駄を踏むのが不運続きのフジテレビである。フジ関係者が言う。

「孝太郎さんの所属事務所は『ザ・ドリフターズ』を擁するイザワオフィスです。1970年代から放送された『ドリフ大爆笑』の時代よりフジとのつながりは深く、実際、彼の俳優デビューは2002年のフジ系列『初体験』でした。その後も冠番組を何度も立ち上げ、テレビ界では“親代わり”と見られた時期もありました。けれど近年は彼のレギュラー番組が途絶え、タイミングの悪さを恨む声が上がっています」

 それでもフジは投開票直前に、目玉特番「小泉孝太郎&ムロツヨシ 自由気ままに2人旅」を2週続けて放送予定。過去には父・純一郎元首相(83)も登場して話題となったキラーコンテンツで巻き返しを狙う。

 反対に、余裕の構えを見せるのがテレビ東京だ。リオや東京など過去4度の五輪でメインキャスターに抜てきしたほか、ドラマでも「警視庁ゼロ係」をはじめ主演格で遇してきた経緯から、「彼がオファーを一番断りづらいのがテレ東」(前出の幹部)といわれる。

 熾烈な争奪戦を勝ち抜くのは一体どの局か……。

週刊新潮 2025年10月2日号掲載

ワイド特集「千両役者」より

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