「10代の後輩から大金をカツアゲ」 二所ノ関部屋の“問題児”がまたもやトラブルを起こしていた! 「力士の肛門に酒瓶を突っ込んだのも彼」 

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二所ノ関親方は“かばう素振り”

 今回の借金トラブルが発覚したのは8月ごろ。ほどなく、師匠の元横綱・稀勢の里こと二所ノ関親方(39)がAを伴い、被害少年の所属する相撲部屋まで謝罪に赴いた。

「ひとまず二所ノ関部屋サイドは非を認め、お金を返済したとみられます。とはいえ、それだけで問題が解決したわけではありません。被害に遭った床山の月収は14万~15万円。そのうちかなりの額が“カツアゲ”同然に借りられ、Aに渡っていたわけですからね。相撲協会のコンプライアンス委員会は二人の床山と双方の親方に事情聴取を行い、Aに対する処分の検討を始めました」(前出の相撲協会関係者)

 しかし、二所ノ関親方は事態を矮小化。できることなら表沙汰にしたくないと、Aをかばう素振りを見せたという。

 親方を知る角界関係者がその理由を語る。

「Aが相撲協会から処分を受けて角界追放となった場合、二所ノ関部屋の内情を暴露する恐れがあったからです。親方は、さすがに自身が部屋を管理できていないと自覚しているのでしょう。相当に後ろめたいことがあるのか”自分からクビにするわけにはいかない”などと、頭を抱えていたといいます。事態収束には、積極的に動こうとしていませんでした」

「迷惑なので、お引き取りください」

 秋場所の13日目が開催された9月26日夜。借金トラブルについて事実関係を質すべく二所ノ関部屋を訪ねたところ、

「迷惑なので、お引き取りください」

 と、インターホン越しに部屋の関係者が言うのみ。

 その後、親方に取材を申し込んだが、期限までに返答はなかった。

 一方、相撲協会に聞くと、千秋楽から一夜明けた9月29日、以下の回答があった。

「Aについては、金銭トラブルを理由に退職いたしました。師匠・二所ノ関については、Aの監督不行届きを理由に、理事長から厳重注意しました」

 二所ノ関親方は「厳重注意」だけで済み、降格や報酬減額などの処分は免れたのである。

 2017年、日本出身者として19年ぶりの横綱となり、以来、将来の相撲協会を背負って立つことが期待されてきた二所ノ関親方は、なぜ無法地帯とも呼べるほど風紀の乱れた部屋を放置し続けるのか……。10月2日発売の「週刊新潮」で詳報する。

 さらに、関連記事【「肛門に酒瓶を突っ込み…」「床には尿が水たまりに」 二所ノ関部屋の「問題動画」を入手…風紀崩壊の実態】では、未成年飲酒や“悪ノリ”が過ぎる力士同士の乱痴気騒ぎが行われているなど、二所ノ関部屋の「風紀崩壊」の実態について詳しく報じている。

週刊新潮 2025年10月9日号掲載

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