「熱気球世界王者」が高度3000mで噛むガム(プロバルーンニスト 藤田雄大さん)【LOTTE TIMES】

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 バルーン(熱気球)競技は、ゴンドラに搭乗したパイロットが決められた場所までバルーンを動かし、十字のポイントを目がけて砂袋を落とす。競うのは、タイムではなく正確さだ。

恐怖心を抱いたことは一度もない

 プロバルーンニストの藤田雄大さんは、2005年に熱気球パイロットのライセンスを取得し、2014年にブラジルで開催された熱気球世界選手権で日本人として初優勝し、昨年は国内大会の「熱気球ホンダグランプリ」で前人未到の8連覇を達成した。さらに、来年は2年に1回開催される世界選手権に出場する予定だ。

「昨年、ハンガリーで開催された世界選手権は残念な結果だったので、来年のポーランド大会では持てる力をすべて出し切って、再び優勝したいと思います」

 バルーン競技は高度3000メートルにまで達することがあり、競技時間は3時間に及ぶ場合もある。藤田さんはバルーン競技を父親の影響で始め、幼い頃から乗っていたため恐怖心を抱いたことは一度もないという。

「長時間の競技中は行きたい方向に吹く風を読んだりして、上手く操縦するためにずっと頭の中で戦略を練っています。ガムを噛むと自分なりに考えがまとまるので、昔から競技中には噛んでいます。今気に入っているのは、キシリトールのグレープ。甘党なので、グレープの甘い味が好きですね」

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