今年は巨人・キャベッジがやらかした! ファウルと思い込んだ「怠慢プレー集」

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恥ずかしいプレーでしたね

 もし、ブリンソンが二塁に進んでいれば、次打者・門脇誠の右飛で三進し、中山礼都の左前安打で先制のホームを踏んでいた可能性も高かった。そして、この回に得点できていれば、巨人は勝利していたかもしれない。

 延長11回の末、2対5で敗れた試合後、原辰徳監督は、ブリンソンのプレーについて、「あの、何というか、申し訳ないね。これ、我々の指導不足だね。あれはもう、ほんとに、(野球を)志す少年たちに対して、すべての野球人に対して、何ていうか、私自身の指導不足というところで、恥ずかしいプレーでしたね」と厳しく非難した。

 ブリンソン自身も「間違いなく自分のミス。学んで、同じことをしないように心掛けていこう」と猛反省。8月12日のDeNA戦では、0対0の5回1死二、三塁、左翼線に打球を放つと、全力疾走で決勝の2点タイムリー二塁打にした。さらに2死後、梶谷隆幸の中前安打で本塁をつき、間一髪のタイミングながら、ヘッドスライディングで3点目の生還をはたす激走を見せ、3日前の失態を挽回した。

 今回紹介した3つの話は、いずれも故意の手抜きプレーではなく、「ファウルだろう」「ホームランだろう」の思い込みが招いた結果という点で共通している。“セルフジャッジ”の怖さを改めて痛感させられる。

久保田龍雄(くぼた・たつお)
1960年生まれ。東京都出身。中央大学文学部卒業後、地方紙の記者を経て独立。プロアマ問わず野球を中心に執筆活動を展開している。きめの細かいデータと史実に基づいた考察には定評がある。最新著作は『死闘!激突!東都大学野球』(ビジネス社)。

デイリー新潮編集部

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