宝塚が“見て見ぬふり”続けた「チケット問題」 改革アピールも「完全解決にはほど遠い」と言われてしまう理由
パワハラ問題で延期
大正3(1914)年に創立された宝塚歌劇団の111周年記念式典が、今月1日に兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で行われた。
「本来は110周年を迎えた昨年実施の予定でした。ところが、一昨年9月に宙組所属の劇団員が自殺に追い込まれ、上級生によるいじめやパワハラが明るみに出た。その余波で、1年間延期されていたのです」
とは宝塚担当記者。式典にはおよそ1100人のOGと、抽選で招待された600人のファンら約1700人が出席した。
「冒頭、歌劇団の親会社である阪急電鉄の嶋田泰夫社長が“事業運営の問題で心痛む状況を招き、心より深くおわびします”と陳謝しました。...

