大麻事件の陰で「自殺未遂」まで… 国士館大・柔道部では「未成年の飲酒、喫煙も常態化」
飲酒と喫煙が常態化
実は、大学側とのやりとりのなかで部員や保護者が口々に訴えた問題がある。
「柔道部では未成年の飲酒と喫煙が常態化していました。大麻事件発覚まで、1、2年生は“学年会”と称して寮や町田の居酒屋、カラオケ店などで飲んでいた」
ヒット曲「江南(カンナム)スタイル」に合わせてストロング缶を飲み干す姿。酒場の卓には吸い殻入りの灰皿も……。
「動画や写真は学校側に提出済みです。にもかかわらず、調査も公表もされない。当事者に、将来の日本柔道界を担うと目されている未成年部員が数名含まれているからでしょうか」
これらは全日本柔道連盟(全柔連)も把握済みで、9月上旬に大学幹部を呼んで、事情を説明させたというが、
「コンプライアンス系の個別事案に関するご質問にはお答えしないこととなっております」(全柔連企画課)
国士舘大学に聞くと、
「学生の懲戒は必要かつ十分な調査を行い、釈明の機会を設けた上で決定したものです。その撤回や回復措置については、今後の推移により慎重に判断します。処分した学生が心理的に困難な状況に置かれている点は重く受け止めております。未成年の飲酒喫煙は8月下旬に匿名の情報提供で把握し、現在、聞き取り調査等を実施し対応中です」
どうやら活動再開は早すぎたようで……。









