19歳で起業した「ギャル社長」 40歳・シングルマザーの今 息子に「自分でChatGPTに聞いて」

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YouTubeやGoogleで写真が

――お子さんは「ギャル社長」時代を知っていますか。

 はい。YouTubeやGoogleで写真が出てくることに驚いています。「母ちゃん、なんでギャル社長やめたの?」と聞かれます。

――お子さんの将来の夢は?

 電車の運転士です。1歳から電車好きで、七夕の短冊にも「電車の運転士になりたい」と書いています。整備士にも憧れているようです。プラレールを鼻がつくほど近くで見ています。TikTokに上げた電車の動画の中には、190万回以上再生されたものもあります。

――今の暮らしで幸せを感じる瞬間はいつですか。

 家でご飯を作らず、洗濯や掃除もせず、テレビを見ているときです。これが一番の幸せ。引きこもっていますよね(笑)。

――ママ友とはどのように過ごしていますか。

 週末はママ友の家に遊びに行くことが多いです。でも、子どもが一緒でないと相手から、「じゃあまた今度ね」と言われることもあります。子ども同士が遊ぶことで親は楽できるので、私ひとりだと用件がなくなってしまうんですよ(笑)。

――お子さんの将来はどう考えていますか。

 好きなものを見つけたら、オタクと呼ばれるほど夢中になってほしいですね。オタクもギャルも、好きなことを貫くという点では同じだと思います。鉄道好きなので「鉄オタ」になるかもしれません。素直で一途な性格なので、人に愛される人であってほしい。後悔せず、人のせいにせずに生きてほしいなと思います。

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 第3回【平成ギャルは「叩かれて上等」の雰囲気あった 「見た目で判断されても、中身を見せればいい」】では、幼少期の頃やギャルになったきっかけなどを語っている。

藤田志穂(ふじた・しほ)
1985年、千葉県出身。10代でギャル雑誌の読者モデルとして活動後、19歳でマーケティング会社「G-Revo」を起業し、“ギャル社長”として注目を集める。以降、アーティスト活動や「ノギャル」「ご当地!絶品 うまいもん甲子園」など、若者・食・地域をつなぐプロジェクトを数多く手がける。現在は全国食の甲子園協会会長、Office G-Revo相談役として、食育や地域活性、人材育成を軸に活動している。

デイリー新潮編集部

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