11年ぶり復活「爆笑レッドカーペット」が大好評で、“終了説”が加速する別の「名物ネタ番組」とは?
8月11日、フジテレビのバラエティー番組「爆笑レッドカーペット」が11年ぶりに放送された。“真夏の最新ショートネタ60連発!大復活SP”と題された特番はネット上での評判も良く、コア視聴率も高かったという。もっとも、業界では「あの番組の代替?」と囁かれているんだとか。
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2008年4月から10年8月までレギュラー放送された「爆笑レッドカーペット」は、世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が20%を越えたこともある人気番組だった。芸人が舞台の奥、あるいは右手から動くレッドカーペットに乗って現れ、1分程度のネタを披露。ネタが終わるとカーペットに乗ったまま右手に去って行く……。これが次々と繰り返されるコンセプトがウケた。民放プロデューサーは言う。
「実は『レッドカーペット』は、生活情報番組『発掘!あるある大事典II』(関西テレビ制作)が紹介した“納豆ダイエット”にデータのねつ造が発覚したため打ち切りとなり、その枠を埋めるための特番として放送されたのが始まりでした。それが好評だったためレギュラー化したのです」
レギュラー化されてからも視聴率は好調だったが、放送枠が水曜22時台から土曜19時台、さらに日曜20時台に変わると徐々に落ち始め、およそ2年半で番組は終了。その後も特番として何度か放送されたが、14年の元日に放送された「新春レッドカーペット ブレイク候補芸人集結 2014年売れる芸人達はこの中にいるぞSP!」が最後となった。
「推察になりますが、フジのバラエティとしては『IPPONグランプリ』などの新しいお笑い特番に押され、“古いコンテンツ”というレッテルが貼られてしまったのかもしれません。実は18年の元日に『初詣!爆笑ヒットパレード』内の1コーナーとして『新春レッドカーペット』が放送されたのですが、反響が薄かったこともなかなか復活できなかった要因かもしれません」
それが11年ぶりの復活となった。
今年1度も放送されていない番組
「1分程度のショートネタのお笑い番組というファオーマットが、タイパを気にする今の10代や20代の視聴者にマッチしたのでしょう。また、当時、番組にハマった30代や40代が懐かしさのあまり復活に期待したことも高いコア視聴率につながったのだと思います」
キンタロー。の“ねぶた祭”など、一発で爆笑をさらったネタはネット上でも評判になった。まさに今の時代だからこそ「レッドカーペット」はウケたのかもしれない。ひょっとしたら、再びレギュラー化するのでは?
「可能性がないわけではありません。そもそも代替番組としてスタートした『レッドカーペット』なだけに、業界では“今回の復活も代替では?”と囁かれています」
一体、どの番組だろう。
「石橋貴明さんの『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』です。昨年は6月と12月に特番が放送されましたが、今年はまだ1度も放送されていませんから」
石橋は現在、癌の手術をして療養中だ。その一方で、十数年前、フジの女性社員が同席する酒の席で下半身を露出していたことが報じられた。しかも、中居正広氏の性暴力問題により設けられた第三者委員会の調査には病気を理由に応じていない。
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