「指導者や解説者の道は険しい」 現役引退を発表した中田翔の“第二の人生”はどうなるか

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糸井嘉男の“お漏らし”

 中日の中田翔(36)が今季限りでの現役引退を発表したが、その会見の陰で、日本ハム時代の先輩である糸井嘉男(44)が炎上していた。

「中田本人が発表する前に、SNSで“お漏らし”してしまったのです」

 と、スポーツ紙記者が苦笑する。

 すでに削除されているが、糸井は会見前夜に〈3番糸井 4番中田〉と呟いた。引退をバラしたとまでは言えないにしても、去就が取り沙汰される時期だけに“お漏らし”と断罪されたのだ。

 前科もあった。

「昨年11月、FA権取得済みの阪神・糸原健斗、12月にはFA権を行使した同・原口文仁の残留を“お漏らし”。阪神のスペシャルアンバサダーを務めているため、“内部情報漏えいが疑われかねない”と球団から厳重注意を受けたそうです」

 私的に相談を受けていたのかもしれないが、褒められた話ではない。中田も、発表前に知らせることで先輩に仁義を切ったのだろうが、“お漏らし癖”にはくぎを刺しておくべきだった。

 ただ、引退するご当人も“匂わせ投稿”がひんしゅくを買った。やはり会見前夜、SNSに日ハムのユニフォームをまとった自身の後ろ姿の写真だけをアップしたのだが、“現在の所属球団であるドラゴンズに失礼”とブーイングを浴びたのだ。

「その引け目からか、会見では中日の同僚やファンへ感謝の言葉を繰り返していましたね」

「指導者や解説者の道は険しい」

 そんな中田の引退については、“意外と早く決断した”との声が聞かれる。

「拾ってくれた立浪和義前監督が退任し、居心地が悪くなったこともあるでしょうけど、なにせ過去に起こした暴力事件のせいでイメージが悪い。せめて引き際くらいは潔く、と考えたのではないでしょうか」

 引退後の“第二の人生”はどうなるのか。

「脛に傷持つゆえ、指導者や、大手メディアでの解説者の道は険しいでしょう」

 となると、残る進路はユーチューバー?

「もう始めているんですが、里崎智也氏や古田敦也氏のような理詰めの硬派路線は期待できない。出身校の大阪桐蔭や、渡り歩いた日ハム、巨人、中日3球団で築いた人脈を生かして、ゲストを呼んで思い出を語る軟派路線に落ち着きそう」

 まずは、糸井先輩がおっとり刀で駆け付けてくれるだろう。

週刊新潮 2025年8月28日号掲載

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