酷暑の高校野球「ドーム開催」ではダメ? 野球好きネットニュース編集者が“本命”に推す「意外なドーム球場」とは
伝統の維持も可能
Jリーグの北海道コンサドーレ札幌の本拠地ではあるものの、野球ほど使用頻度は高くない。今年の甲子園大会開催期間中の他のイベントを見ると、コンサドーレの試合が2試合ある他は、サッカー教室、七大学(北海道大学含む旧七帝大)の硬式野球、七人制ラグビー、子ども・若者の夢を応援するイベントなどだ。櫻坂46のライブや阪神・オリックスの試合が開催される京セラドームと比べると若干地味である。
当然先に予約した者に権利があるわけだが、数年後の予定はさすがに埋まっていないだろうから、高野連が決断した場合、運営者の株式会社札幌ドームと協議すれば使用が可能になるかもしれない。北海道日本ハムファイターズがエスコンフィールドへ移転したこともあり、同社としては大規模イベントが欲しいところだろう。利用案内を見ると大規模イベントの場合、1日あたりの利用料は税込935万円。さらに「入場者が2万人を超える場合は、1人につき467円(税込)を加算させていただきます。」の記述がある。
高校野球であれば15日間にわたって収入が見込めるわけで、同社としてもありがたい上客になるのでは。ただ、全日程を札幌でやるのではなく、準決勝と決勝のみ、夕方から甲子園で行う。こうすれば伝統の維持はできたといえるのでは。
2つの球場で実施する案だが、16:30~と19:00~の2試合を毎日行う。これならば屋外でも大丈夫ということで、球場の選定に入るが、ここはNPB(日本プロ野球機構)とスケジュールを詰める必要があるだろう。
AブロックとBブロックに分かれ、Aブロックは横浜スタジアムか神宮球場で行う。どちらか空いている球場で高校野球を行うのである。Bブロックは甲子園球場とほっともっとフィールド神戸に調整してもらう。決勝はもちろん甲子園で行う。高校野球を全試合見たい、という趣味を持つ人には申し訳ないものの、ライトなファンからすれば、目当ての試合が見られればいいからこれでいい。
なお、春のセンバツ大会は暑くないため、全試合甲子園でやればいいのでは。
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