国分太一の豪邸を訪ねると、沈んだ声色で… 騒動前に目撃されていた“ウラの顔”も 半笑いで「オマエには応援されたくねえよ」
“オマエには応援されたくねえよ”
実際のところ、口は決してよくなかったようだ。
「私の知り合いのカップルが東京の表参道で数年前、彼を見かけた時のことです。カレシのほうが“国分太一クンですよね。応援しています”と声をかけたら、驚いたような顔をされて“オマエには応援されたくねえよ”と半笑いで言われたそう。こわもてのカレシに本人は面白く返したつもりかもしれませんけれど、いつもあんな調子なのかなって」(飲食店勤務の女性)
さる民放社員が言う。
「00年代初頭から、当時のジャニーズ事務所は国分に司会者の道を主に歩ませました。国際的なスポーツ大会でキャスターを務めさせたり、朝の情報番組『ビビット』(TBS系)でMCを任せたりしたのです。しかし、打ち合わせで自らのアイデアや意見を言うわけでもなく、ノリが悪いというか非協力的というか。決まったことはまぁこなす、という感じでしたね」
不祥事によって、過去のあれこれまで取り沙汰されてしまう事態となっているのだ。
「打ち切りなんてあり得ない」
TOKIOの代名詞だった「鉄腕DASH」は今後どうなるのか。広告代理店関係者が言う。
「日テレの会見があった6月20日、トヨタ自動車が電通経由でテレビ各局に、国分が出演していた番組ではスポットCMの出稿をしばらく差し控えるよう要請しました。スポットCMとは、テレビ局側の裁量で流す番組を決められるもの。大御所であるトヨタの判断には他のナショナルクライアントも追随するとみられたため、各局には直後、不安の色が広がりました」
ところが、である。国分の登場シーンをカットした上で放送された「鉄腕DASH」の視聴率が、そうした懸念を払拭させた。22日OA回は前週の9.3%から9.7%に上昇。29日も9.5%で、依然として好調を保っている。
日テレ関係者が明かす。
「22日の回こそ一部クライアントが出稿を控え、空いた枠にACジャパンのCMが多く差し込まれたものの、29日の回はそこまでの事態には至りませんでした。22日の数字を見てのことでしょう、普段通りに企業のCMが戻ってきたのです」
この関係者はさらに、
「『鉄腕DASH』については当分の間、打ち切りなんてあり得ません」
と続けるのである。
「内村光良が司会役の『世界の果てまでイッテQ!』、村上信五とマツコ・デラックスがMCを務める『月曜から夜ふかし』、そして『鉄腕DASH』の三つは、日テレが最も重視する13~49歳を対象にしたコア視聴率で局制作番組の上位を占める稼ぎ頭。そもそもウチは“売れている番組は全力で守る”という方針なのです」(同)
都内の豪邸を訪ねると……
無期限活動休止を発表して以降、雲隠れを続ける国分。6月29日の夜、彼が3歳下の妻と娘2人と共に暮らす都内の豪邸を訪ねると、窓からは煌々と明かりが放たれていた。
当人に、一連の経緯への見解を聞くべくインターホンを鳴らすと、
「はい……」
男性が沈んだ声音でこう応じた。
取材である旨を伝えるとガチャリと切れてしまった。
国分は自身の不始末そのものよりも、むしろ自らが不在でもなお揺るぐことのない“業界”の姿に今、苦い思いをかみしめているか。
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