子どもが「ピカチュウ~!」と泣き出し、注文到着まで“70分待ち”…マクドナルド「ポケモン」コラボの大混乱ぶりを現地レポート
販売方法を改める時期ではないか
その日のうちに、ネット上には続々と、各地のマクドナルドの風景が投稿され始めた。一部の店舗では転売屋による買い占めが発生し、食べ物が袋に入ったまま廃棄されている画像も上がっていた。そして、9日のうちに一部店舗ではカードがなくなってしまい、販売を取りやめることになった。
マクドナルドは11日、謝罪文を公式ホームページに掲載した。しかし、SNS上の批判は収まらず、マクドナルドの公式Xには「何回目の謝罪だよ」という趣旨のコメントが多数書き込まれたほか、現役のスタッフと思わしき人が「今回は本当に色んな意味でしんど過ぎました」と書き込む例もあった。
ハッピーセットが原因で、店でも、SNSでも怒りと憎悪が渦巻いている。手にできなかった子供も多かったころだろう。SNSではハッピーセットを“アンハッピーセット”と揶揄するコメントが書き込まれていたが、確かに、人々がハッピーになっていないのは問題といえよう。
マクドナルドがこうした限定商品の販売混雑を引き起こし、謝罪するのはもはや日常茶飯事のようになってしまった。店が混雑するであろう商品は、あらかじめ予想がつくはずである。悪者扱いされる転売屋だけが問題なのではない。企業側も、コラボ商品の販売の仕方について、抜本的な改革を進めなければいけないのではないだろうか。
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