“第二の松たか子”に? 團十郎長女「市川ぼたん」に歌舞伎ファンが熱視線 「恋心を抑え込むけなげな少女を情感たっぷりに演じている」
團十郎は「麻央に似て芯が強い」
ぼたんの母はタレント業の傍ら報道番組「NEWS ZERO」(日本テレビ系)でサブキャスターを務めるなど活躍したが、平成29年に34歳で死去した小林麻央さんだ。当時、ぼたんは5歳で、弟の市川新之助(12)はわずか4歳だった。
「早過ぎる母の死から2年後、舞踊家として四代目市川ぼたんを襲名しました。令和5年には、中井美穂(60)や倉本康子(50)らが所属する芸能事務所『ブルーミングエージェンシー』に入所しています。舞踊家としては市川ぼたんの名義で、それ以外は本名の堀越麗禾(れいか)として活動しています」
今年4月にはテレビドラマ「キャスター」(TBS系)で、主演・阿部寛(61)の娘役を演じた。中学2年生にして学校と芸能活動を両立させている姿に、父の團十郎は「麻央に似て芯が強い。他に流されない強さがしっかりある」と目尻を下げているという。
梨園が生んだ3人目の本格女優に?
演劇評論家が解説する。
「歌舞伎俳優の娘に生まれ、いまも一線で活躍している女優は、二代目松本白鸚(82)を父に持つ松たか子(48)、七代目尾上菊五郎(82)の長女である寺島しのぶ(52)の二人くらいです」
松は16歳の時に歌舞伎座「人情噺文七元結(もっとい)」で初舞台を踏み、翌年にはNHK大河ドラマ「花の乱」にも出演を果たした。19歳でNHKの「紅白歌合戦」の紅組司会を務めて、国民的な知名度を得ている。
一方の寺島も、菊五郎と女優富司純子の娘として生まれ、文学座を経て映画デビュー。平成15年に映画「赤目四十八瀧心中未遂」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、演技派女優としての地位を確立している。
ぼたんは今月25日で満14歳になった。「梨園が生んだ3人目の本格女優」になる日は、そう遠くないかも。







