「球種がバレている?」…“前半戦7勝”の好成績でもオリオールズ・菅野智之はトレード要員か カギは「きれい過ぎる直球」と「MLB式防御率」
残留は得策か?
「先発投手の負傷者が続出したドジャース、先発ローテーションの再整備が迫られているパドレス、タイガース、レッドソックスがトレードリストに菅野の名前を残しているようです。ローテーションを守ってくれるだけでも、定期的にブルペンデーを設けて凌いでいるドジャースにとっては有り難いですし、昨年オフ、パドレスの編成トップであるA.J.プレラー氏が菅野獲得に動こうとしました。しかし、パドレスは前オーナーの家族と現スタッフの内輪揉めが決着していないので、プレラー氏が動きたくても動けないようですが」(前出・同)
先発投手の補強で本命を逃がしたチームが菅野獲得で“妥協する”かもしれない。しかし、ドジャースは菅野がKO負けした21日、ツインズに勝利したものの、クローザーのタナー・スコット(31)が前腕部に異変を訴えた。緊急降板するハプニングに見舞われ、トレードでは先発投手よりもリリーバー獲得を優先する可能性も出てきた。
「メジャーリーグのローテーション投手はxERAが高くても4点台です」(前出・米国人ライター)
不本意な敗戦を喫したガーディアンズ戦、菅野は自身の今後についても質問をされている。地元中継局MASNは単刀直入に「あなたの名前がトレード候補として取り沙汰されています。他球団で投げるチャンスに前向きですか」と聞いた。
ここでも菅野はオリオールズでシーズンを全うしたい気持ちを伝えたが、契約は今季限りの1年だ。オフのフリーエージェント交渉が始まれば、他球団の評価はもっと厳しくなる。来年以降もメジャーリーグでやっていくつもりなら、残留希望は得策ではないのだが。



