王貞治・長嶋茂雄から落合博満、大谷翔平まで…レジェンドたちの「高校最後の夏」に何が起きたのか?

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 夏の甲子園出場をかけた地方大会もたけなわ。6月に他界した“ミスタープロ野球”長嶋茂雄氏をはじめ、球界のレジェンドたちも、かつては高校球児だった。そんな彼らの高校最後の夏を振り返ってみよう。【久保田龍雄/ライター】

 中学時代から遊撃手だった長嶋茂雄は、高3の6月に行われた練習試合がきっかけで、三塁手にコンバートされた。

 1試合目で4失策を犯した長嶋は、2試合目も5回にトンネルを演じてしまう。見かねた監督が長嶋をショートからサードに回すと、直後、三塁線を襲う痛烈な打球を横っ飛び好捕、体を捻って一塁に矢のような送球を見せ、見事アウトに仕留めた。...

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