「吉田正尚」復帰のウラに潜む複雑な事情…Rソックスは「選手にシビアで、見切りが早い」一面も
トレードがヘタなチーム
「6月21日、インターリーグでのジャイアンツ戦でデバースがリベンジしています。2ランを放ってレッドソックスを破りました。レッドソックスは主力級の2投手と若手2人を交換要員で得ましたが、『トレードがヘタなチーム』というのがファンの印象です。他球団で活躍した選手も多く、その一例がドジャースのムーキー・ベッツ(32)です。投資会社がオーナーのせいか、選手の見切りが早く、シビアな一面もあります」(前出・米国人ライター)
かつては大騒ぎをして獲った松坂大輔氏(44)や、地区優勝にも大きく貢献した岡島秀樹氏(49)もあっさり捨て、澤村拓一(37)も2年目のシーズンで構想外となってしまった。
「負傷から復帰した主力選手が実戦感覚を取り戻すため、公式戦のなかで失敗を重ねる期間も必要です。その期間が短いのも『選手評価がシビア』と言われる一因でしょう」(前出・同)
まだ肩に不安が残る吉田はDHでしか出場できない。先の「The Athletic」は7月末のトレード期限に向け、移籍先で開花しそうな選手特集を何度か組み、吉田を取り上げていた。4番のカサスもいずれチームに帰って来る。「DHのレギュラーとして扱ってくれる球団に行くべきだ」と伝えていたのは、生え抜きの若手との競争など不安定な立場が続くことを懸念していたからだろう。



