「減反政策」「コロナ禍」「農家の廃業」だけじゃない…令和のコメ騒動を引き起こしたもうひとつの「決定的な理由」

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 随意契約による備蓄米の販売開始から1か月あまり。小泉進次郎農林水産大臣は、就任直後から国が所有していた「備蓄米」の放出を続けている。平時100万トンあるコメは、現在残り約10万トンだ。過去に類を見ない備蓄米の大量放出。その背景や影響を生産地目線で取材すると、現場からの切実な声が聞こえてきた。

 そこで今回から3回にわたり、昨今起きている「令和のコメ騒動」について、「コメ不足の要因」、「倉庫会社の悲鳴」「生産地と消費地との温度差」という視点から、生産地の流通に詳しい元記者や農家たちの声を紹介していきたい。...

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