“タブー扱い”となっている眞子さんの出産 「小室家との親戚つながりは“なかったこと”に」

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「あなた方から情報が漏れたのでは」

 ご一家の事情に通じる人物も、

「かつて悠仁さまが1歳4カ月の頃、宮邸のお庭で遊んでおられた際に転倒して救急搬送され、唇を4針縫われたことがありました。これが2週間後にテレビで報じられてしまい、紀子さまは警備を担当する警視庁警備部警衛課の担当官らをお呼びになり、『あなた方から情報が漏れたのでは』と、強いご不満を表されたことがあったのです」

 こうしたご姿勢は現在もお変わりないといい、

「小室さんの件をはじめ、その後も相次いで報じられたご一家のネガティブな情報は、主に皇嗣職や皇宮警察から漏れているのではないかという疑念を、紀子さまはお持ちです。とりわけ現在は、先々のスケジュールを見据えながら、この上なくナーバスになっておられます」(同)

 というのも、今秋に控える「最大の慶事」に水を差すことになりかねないからであり、

「悠仁さまの成年式は、19歳のお誕生日である9月6日に執り行われる予定です。続いて11月には秋篠宮さまが60歳となられ、お祝いも控えている。そんな節目に、小室さんの話題が尾を引くような事態となれば目も当てられません。その点を紀子さまは大いに懸念なさっているのです」(同)

異様な光景

 とはいえ、職員との間に厚い壁が立ちはだかり、身内のお祝いすら口にできない光景は異様というほかない。家族問題カウンセラーの山脇由貴子氏が言う。

「お支えしている職員らに対し自らの母親が『聞いてくれるな』というオーラを出され、そのために職員がお祝いも言えない。そのような環境は、悠仁さまにとって決して好ましいものではありません。『姉に家族ができたのに、喜んではいけない人が大勢いるのか』と感じてしまわれるのであれば、極めて不健全です」

 そうした状況からの脱却を図るべく、以下のように指摘するのは皇室解説者の山下晋司氏である。

「次代の天皇家となる宮家を切り盛りされている紀子妃殿下の重圧は計り知れません。そのお考えを理解した上で仕事をする職員が増えれば、妃殿下のご負担も軽くなるでしょう。お互いが本音で話し合いを続けていけば職員も育ちますし、皇嗣職の一体感も深まると思います」

 重苦しい空気が一変する日は、やって来るのだろうか。

 前編【眞子さんの出産について「誰も『おめでとうございます』と言えていない」 宮邸にただよう“ただならぬ空気”の正体】では、現在宮邸にただよっているという“ただならぬ空気“の正体について報じている。

週刊新潮 2025年7月10日号掲載

特集「初孫誕生『紀子さま』に職員の苦衷――秋篠宮邸の異様な光景」より

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