「娘の顔は腫れ上がり、洋服は血だらけで…」 歌舞伎界のサラブレッドの凄絶DV 妻とその母が告発 「“お前とお前の家族もつぶす”と脅されたことも」【6月記事ベスト5】

国内 社会

  • ブックマーク

“お前とお前の家族もつぶすから”

 二度と暴力は振るわない。もし振るった場合は、梢さんに1000万円を支払う。こうした内容の誓約書まで交わした二人だが、穏やかな暮らしは続かなかった。

「稽古だと言いながら、酔っ払って帰ってくる彼を責めたときには、“殴らなければ暴力じゃないだろう”と言って、ウォーターサーバーの本体を投げつけられたり、体当たりや背負い投げもされました。週刊誌に告発する可能性をほのめかすと、“週刊誌、つぶすから大丈夫”“お前とお前の家族もつぶすから”と脅してきたこともあります」(同)

 度重なる暴力に耐えかねた梢さんは昨年12月、ついに家を飛び出したのだった。

「結婚、していないです」

 事の次第を問うべく児太郎本人に架電すると、

「結婚、していないですよ。あっ、こういう場合“事務所を通して”って言うんでしたっけ。こういうの初めてで。今、舞台や稽古があって疲れてて。すぐにかけ直しますから。ああ、びっくりした」

 そう言って、一方的に電話を切った。改めて事務所に問うと、まず結婚を公表しなかったことについて、

「梢さんより歌舞伎界特有の奥様業はしたくないと言われ、(中略)二人で話し合いの末に一般には公表しないことにしました」

「心から反省」

 暴行については、

「自宅に帰り警察の方にお世話になったことで口論になり、梢さんにけがを負わせてしまいました。心から反省しております」(児太郎の所属事務所)

 その後の行いについては、

「度重なる口論があり、梢さんより『警察に言うぞ』と言われたため、制止したことはございますが、暴力は絶対にしてません」(同)

 と語るのだが、梢さんはこう苦しい胸の内を明かす。

「事件の後、私は適応障害で心療内科に通院せざるを得なくなりました。こうしたダメージへの慰謝料も支払ってほしい。未解決の問題を処理してから、離婚しようと思っています」

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。