医者は患者にどこまでリスクを正直に説明する? 診察室では告げない医師の本音
病気が見つかって不安で仕方がない時、人はなんとか安心材料を探そうとするものだ。
特に担当医には、「絶対大丈夫」と言ってもらいたいのが人間心理というものだろう。
だが当然のこととして、病に「絶対」はない。誠実であろうとするほど、リスクも説明せざるを得ない。
「安心したい」患者と向き合う時、実際のところ医師は何を考えているのか?
長年、臨床の現場に立ってきた医師、里見清一氏は新著『患者と目を合わせない医師たち』で、患者への説明の難しさを吐露している。...