国分太一、田原俊彦、中居正広氏…昭和生まれ「旧ジャニーズ」タレントのセクハラ問題が相次いで発覚するのはナゼか

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

ジャニーズの終焉

 おまけに事務所の創設者であるジャニー喜多川氏が「コンプライアンス」面で大きな問題を抱えていたことは言うまでもない。

「事務所のトップがコンプライアンス意識に乏しく、テレビ局やレコード会社などタレントが仕事先で会う人々は常に平身低頭です。こんな環境で過ごしていれば、タレントの一部が『自分たちは何をやっても許される』という間違った考えを持ってしまっても仕方ないでしょう。今回、立て続けにタレントのセクハラ問題が発覚した際、ネット上で『旧ジャニーズの企業風土に原因がある』と指摘された理由だと思います」(同・関係者)

 閉鎖的な空間でスターとなり、自分たちは“特権階級”だと勘違いしやすい環境で仕事をする──確かに歌舞伎の世界と似ている。梨園もセクハラやパワハラ、女性スキャンダルが多いのは周知の事実だ。

「おまけに山口達也さん、国分太一さん、田原俊彦さん、中居正広さんの4人は全員が昭和生まれです。彼らが時代の変化について行けていなかった状況が浮き彫りになったと言えます。そしてジャニーズ事務所も史上最悪レベルのセクハラが発覚し、STARTO ENTERTAINMENTとして再スタートを切りました。しかしTOKIOが解散を発表し、不祥事が原因ではありませんが嵐も解散を選びました。ジャニーズ商法の中核とも言えるボーイズグループは時代の変化に直面し、そのビジネスモデルも過渡期を迎えていると考えられます。STARTO ENTERTAINMENTは根本的に新しいやり方でスターを生み出さないと、時代に取り残されてしまう可能性があるのではないでしょうか」(同・関係者)

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。