外国人タクシー運転手の「日本語能力要件」が緩くなる? 「走行ルートの指定をしてもおぼつかない可能性が」
これまで合格者ゼロ
国際交流基金などが主催する日本語能力試験では、
〈日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる〉
というレベルの語学能力を「N4」としている。5段階の下から2番目だ。例えば、買い物を頼まれたら、その品名をきちんと理解できるぐらいの能力である。日本に来て半年ほどたてば合格できるというが、問題は、このレベルでタクシーの運転手が務まるかどうかだ。
6月11日、政府は外国人労働者の「特定技能」の緩和について有識者会議を開いた。...