「サブローさんが監督代行を務める可能性も」 “佐々木朗希の師匠”吉井理人監督がいま焦っているワケ

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誰もが「それ見たことか」と

 ドジャースのロバーツ監督が6月15日に会見し、右肩のインピンジメント症候群で負傷者リスト入りした佐々木朗希投手(23)について、今季の構想から外す方針であることを明かした。

 スポーツ紙デスクが語る。

「ロッテにいた5年間も、けがなくシーズン通して稼働したことは一度もなかった。誰もが“それ見たことか”と思っているでしょう」

 しかも、日本では中6日登板が一般的であるのに対し、メジャーは中4日が基本。佐々木も当初は中6日で登板していたが、中5日にした途端に故障した。

「労使協定により年俸が76万ドル(約1億円)に抑えられているので、“給料泥棒”との誹りは免れていますが、古巣ロッテが約2億円の譲渡金しか手にできない、恩知らずな辞め方をしたこともあって、世間の目は冷たいですね」

「吉井さんを重用する必要はなくなった」

 そのロッテも目下、パ・リーグ最下位にあえいでいる。交流戦こそ10勝8敗だったが、パ各球団が好調ゆえ上位との差は広がるばかりだ。そのため、

「吉井理人監督(60)の尻にも火がつき始めました」

 2019年にロッテ1軍投手コーチに就任した吉井氏は、翌20年に佐々木が入団すると、その育成を一任され、マンツーマンで指導にあたった。23年には1軍監督に就任したが、

「吉井さんが監督に抜てきされたのは、彼がいわば佐々木の師匠だから。でも、弟子の佐々木が渡米してしまった今、吉井さんをことさら重用する必要はなくなってしまいました」

 球団は交流戦開幕前日、2軍監督のサブロー氏(49)を1軍ヘッドコーチに昇格させた。そのココロは、

「オーナーの重光家お気に入りのサブローさんは、ゆくゆくは監督になるのが既定路線。ロッテは30年以上監督を休養させていませんが、可能性はゼロではなく、成績次第ではサブローさんが監督代行を務めることもあり得ます」

 師弟は三世――その縁は前世から来世まで続くというが、“共々お尻に火”もまた因縁だろうか。

週刊新潮 2025年6月26日号掲載

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