「参院選の比例票500万割れも否定できない」 “勝率100%”の都議選で敗れた公明党が直面する2つの懸念

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どうなる参院選

 7月には次なる大イベントとなる参議院選挙も控える中、もう一つ懸念要素が。過去15年にもわたって党のトップを務めた山口那津男元代表が、同選挙への不出馬と、政界の引退を表明したのだ。別の創価学会関係者は、

「遊説先では『なっちゃん!』と大騒ぎになるほど、学会員から絶大な人気がありました。特に選挙活動において重要な役割を果たす女性部員に愛されていて、まさに『党の顔』と呼ぶにふさわしい人物でした」

 ゆえに参院選への影響が懸念されていて、

「F取りの大きな原動力になっていた山口元代表の引退は、やはり学会にとって一つの懸念要素にはなりますね。昨年の衆院選で獲得した比例票が過去最少の600万割れとなりましたが、今の勢いを鑑みると、さらに500万を下るような可能性もゼロとは言い切れないのではないでしょうか」

 学会員にとっては、厳しい夏が続きそうだ――。

デイリー新潮編集部

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