不動産投資歴7年、物件は「まだ見に行ってないんです」グラドル美人投資家が1400万&300万で買った2軒の成果は

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次に狙っている物件は

――不動産業者もそれこそ電話で「マンション買いませんか」という悪徳業者のイメージがあります。

杉原 確かに良い業者さんもいれば、悲しいことに悪い業者さんもいますから。

 私は日経さんなど大きな企業が協賛でやられている投資セミナーに登壇させていただく機会も多いんですが、そうしたセミナーに行くと、20社以上の不動産会社さんがブースを出しています。興味を持って来場されている方はそうしたセミナーで、いろいろな企業からパンフレットをもらったり、営業マンから話を聞いて、どの業者にするか絞っていると思います。

 不動産は自分でサイトだけを見て考えるのじゃなく、プロの方に質問すれば答えてもらえるので、聞いてみるのがいいかなと思います。話をすれば収入や属性に合わせてシミュレーションを出してもらえるんです。そうすると「頭金って10万円でもいいんだ」となるかもしれません。説明を聞くと不動産ってそんなに怖いものでもないとわかります。

――杉原さんは次の物件は考えているんでしょうか。

杉原 京都の物件を欲しいなと思っています。土地柄的に新しい物件が建つこと自体がすごく希少価値のあるエリアなので、その希少価値がほしいなって(笑)。ほかにも今は地元の広島で物件を探しています。こちらは安めの物件を購入して、またリフォームを考えています。最初の物件が1,400万円ぐらいの価値があるので、今度はそれを担保にローンを組もうと思ってます。

――こうやってお話を聞くと、恐怖感は薄れていきますね。

杉原 今はバブルになりすぎているかもしれないですが、本当に良い立地だと買って何年たっても目減りしにくいですし、立地さえよければ困ることはないかなと思っています。私は今、引っ越しをしようと考えているんですけれど、いい物件って本当に1時間以内に決まってしまって。探すのも大変なんです。

 築古は築古の良さがあって、ペット可にしたり、外国人オッケーにするとすぐに埋まると聞きます。そういう物件だと部屋を見ないで申し込みを入れる人もたくさんいるそうです。汚くても安ければ住みたいという人もいますし、いろいろと手はあるので、50年戦士の物件でも大丈夫なのかなと思います。結局は一人の入居者さえ決まってしまえばいいので。それでも怖いという方がいれば、まずは不動産投資信託(リート)から買ってみるのもいいかもしれません。

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 大胆にも思える投資スタイルの裏には、数字と理屈に基づいた冷静な判断がある。そんな杉原さんの投資スタイルは原点である“株式投資”にも共通していた。トランプショックの立ち回りかたなどについて別記事「トランプ暴落は『ワクワクしかしてなかった』グラドル美人投資家に学ぶ億り人の“生存戦略”」で聞いた。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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