「出産のみ公表」は紀子さまにとって「この上なくつらい選択」だった 「“いつか娘と一緒に庭を歩きたい”と」

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「公的に扱うわけにはいかないというお考えが」

 さる宮内庁関係者によれば、

「庁内では当初、秋篠宮さまのご意向を踏まえて静観を決め込むつもりでした。ところが報じるメディアが増え、何も公表しなければあらぬ臆測を呼びかねないとの懸念が生じた。あらためて秋篠宮さまのご判断を仰ぎ、それに沿って“出産した事実だけは認める”との結論に至ったのです」

 さらに続けて、

「眞子さんの結婚の経緯に鑑みれば、今回は『皇室の慶事』として公的に扱うわけにはいかないというのが秋篠宮さまのお考えです。従って、会見での発表も広報ではなく、あくまで報道の“追認”という形を取らざるを得ませんでした」(同)

紀子さまにとっても「この上なくつらい選択」

 本来であればご一家を挙げてお祝いなさるべきところ、こうした異例のスタイルになったのは、ひとえに「類例を見ない結婚」だからである。その状況を、とりわけ嘆いておられるのが他ならぬ紀子妃であり、

「紀子さまはこれまで、9月11日のお誕生日に合わせた文書回答の中で、たびたび眞子さんの暮らしを案じてこられました。そこでは、内親王時代の眞子さんの『お印』だった木香薔薇(もっこうばら)で宮邸の庭にアーチを造り、いつか一緒に歩きたいと述べられています。一連の結婚騒動で眞子さんとの間には深い溝が生じてしまい、それは現在も修復されていません。日常の連絡もままならない中、異国の長女を思われるお気持ちは、拝察するに余りあります」(前出の宮内庁関係者)

“出産のみ公表”という判断は、秋篠宮さまのみならず紀子妃にとっても、この上なくつらい選択だったのだ。

 加えて、そんな懊悩(おうのう)を抱えられる紀子妃をいっそう苛んでいるのが、悠仁さまとの“距離”だという。

 後編【「お母さまが間違っていますよ」 悠仁さまが紀子さまにご進言 「職員が苛烈な指導を受けている場面を目の当たりにされて」】では、「もっぱら母上と距離を置きたいとのお考え」だという悠仁さまと紀子さまのご関係について詳しく報じる。

週刊新潮 2025年6月12日号掲載

特集「悠仁さま 近づく成年式でも子離れできない紀子妃の煩悶」より

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