記者会見を開くも「やっぱり不倫は否定」 2時間半逃げ続けた山尾志桜里氏に望月衣塑子記者が珍しく優しかったのは「演劇友達だったから」

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山尾氏と望月記者は「アニー友達」

 そんな中いつもと様子が違ったのは、東京新聞の望月衣塑子記者だった。

――すみません、東京新聞の望月です。今の男性陣の質問聞いていても、玉木さんと元グラドルとの不倫問題以上に厳しい質疑になっているのは、私自身、山尾さんを尊敬する部分がありましたので、やはり男性以上に女性が厳しく追及されることに違和感は持っているんですが、一方で、さまざまな山尾さんの素晴らしい政策とか国会質疑を見て、私も応援していたところがありました。やはり多くの方が、世論調査にも出ていますが、かつてのことに関して関係している、傷ついている方、亡くなられた方に対しての言葉、どれほどのものを持っているかと言うことを、正直、非常に言いづらいのはわかるんですが、本当の気持ちの部分を聞いて…。
 
 質問が長くてとっちらかっているのは毎度のことだが、珍しく聞き方が優しいのである。「一人2問まで」のルールも遵守。一回指された後は挙手しないの異例づくめだ。いったいどうしたのか――。

 東京新聞の同僚が苦笑してワケを語る。

「2人は仲がいいんですよ。山尾さんの方が一歳年上ですが、東京学芸大学附属大泉中学、東京学芸大学附属高等学校と中高が一緒。しかも、小学校時代はお互い劇団をやっていて、望月は地元の児童劇団、山尾さんはミュージカルという違いはありますが同じ『アニー』で主役を演じていた共通点もあるのです。女性誌の企画で対談もやっていますしね」

 そんな理由で追及が甘くなる望月記者のジャーナリズム魂はいかがなものかと思うが、それはさておき、山尾氏への批判が今回の会見でさらに火を噴くのは間違いないだろう。当然、それは国民民主への支持にも影響する。玉木雄一郎代表はこのまま一蓮托生で沈みゆく道を選ぶのだろうか。

デイリー新潮編集部

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