松井秀喜氏 「長嶋監督との約束」はホントに“巨人指揮官就任”なのか? 実現への高い壁 生前ミスターが語っていた“もう一つの願い”とは
かつて長嶋さんは…
そもそも、「約束」が果たしてマスコミの決めつけるように、巨人の監督就任なのか。6月4日のサンケイスポーツはこうも報じている。
<松井氏が日の丸を背負い、長嶋さんの念願だった世界一を成し遂げる>
「長嶋さんは2004年のアテネ五輪で金メダルを目指し、監督に就任しましたが、開幕5カ月前に脳梗塞で倒れ、指揮を執ることがかなわなかった。チームも銅メダルに終わった。長嶋さんはそのことを悔い、その後も、かなわぬとは知りつつ、五輪監督へ再び就任するとの思いを強く持っていた。それを松井に託そうと思っていた可能性は十分にあります」
実際、2017年12月に放送されたテレビ番組で共演した際、長嶋さんは松井氏にこう言っているのだ。
「思うけどね、松井君はオリンピックの監督になると面白いよ」
「松井の場合はオリンピックの監督をまずやって…」
「それならば期間限定ですし、NPBの監督と比べれば短期間で済む。松井の現在の生活や巨人の事情を考えると、こちらの方がずっと現実的では。次回五輪の開催地は松井の暮らすアメリカ国内のロサンゼルスでもありますし…」
「約束」の真の答えは、今後の松井氏の言動によって明らかになっていくことだろう。
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