280億円以上賭けた「バカラのカリスマ」住まいは家賃5万円のアパートだった 「1日に7億円ベットしたことも」
1日に23時間やっていたことも
蝶間林容疑者が働いていたのは賃貸住宅建設・仲介大手の上場企業。その支店で、主に新築物件の施工管理などを担当していた。逮捕前の5月23日に退職、無職となっている。
先の記者が続ける。
「蝶間林がオンカジを始めたのは6年ほど前。“副収入を探している”と投稿したらオンカジを勧められたのがきっかけだったそうです。で、自身で編み出した“必勝法”をノートにメモしたりするなど、どっぷりハマっていった」
最終的な収支はマイナス約4000万円だったものの、
「Xの閲覧者や2万7000人以上のフォロワーはそんな収支は知る由もなく、ネット上には“会社員の傍らバカラに興じる天才”との評判が書き連ねられていた。彼自身も“大勝ちしたことをフォロワーから褒められ承認欲求が満たされた”と供述しています」（同）
捜査関係者によれば、
「容疑者が賭博をしていた頻度は週5日程度で、平日が4～5時間、休日や休前日が7時間ほどでした。1日に最長23時間やっていたこともある。容疑者が言うには、自宅や仕事の休憩時間、電車やタクシーでの移動中にやっていたとのことです」
1日に7億円賭け……
会社員生活に障らなかったのだろうか。
「きっちり現場に詰めなければいけないとき以外、わりかし自由が利いたようです。容疑者が住んでいたいわき市内のアパートは1LDKで家賃5万円。借り上げ社宅だったので負担は3割程度で済み、移動も社用車を使っていました」（前出の関係者）
カリスマのすみかは、市の中心部から離れた静かな場所に建っていて、
「ここを根城に1日に最高7億円、月に十数億円を賭けていた。1日に最高で5500万円勝ち、4600万円負けるという一般的な感覚では理解できない激しさの賭けです。それらの投稿が警視庁のサイバーパトロールの網にかかったわけですが、正直、この“オンカジ漬け”の暮らしと、生活環境ののどかさのギャップには戸惑いました」（同）
逮捕から3日後、5月30日に釈放された蝶間林容疑者。在宅での捜査が進められる中、280億円で満たした承認欲求が親族宅でうずいたら、明鏡止水の心で耐えられるだろうか。
