経歴も雰囲気も似ている…「永野芽郁」“活動休止”の折も折、露出が増える“朝ドラ女優”とは?

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ポジション入れ替わりの瞬間

「『かくかくしかじか』のPRで登場したのですが、共演の大泉洋はインタビューに答えていたものの、主演の永野のインタビューがなかったことでネット上がザワつきました。彼女は4月23日に不倫疑惑が報じられて、今は事実上の活動休止状態ですからね」

 事情は違えど、のんにも地上波に出られない時期があった。

「2016年、彼女は所属事務所と揉めたことで芸名も変えざるをえなくなってしまいましたが、それでも同年公開のアニメ映画『この世界の片隅に』では片渕須直監督から『のんさん以外は考えられない』と熱烈なオファーを受けてヒロインの声を熱演。映画はヒットして彼女は各賞を総なめ、今年8月には期間限定で再上映されることも決まっています。22年公開の主演映画『さかなのこ』もヒットし、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。昨年は彼女の《困難を乗りこえ自由な表現に挑み続ける創作活動》が評価されて伊丹十三賞が贈られました。それでも地上波、特に民放にはなかなか出演できませんでした」

 11年ぶりの民放ドラマ出演となったのは、阿部寛・主演の日曜劇場「キャスター」(TBS)だった。

「それが4月27日に放送されました。ヒロインは永野で、4日前に不倫報道が出たばかり。姉妹のような2人のポジションが入れ替わる瞬間だったようにも思えました」

 偶然としても、なぜそんなことになったのだろう。

「のんが地上波への本格復帰が叶いつつあるのは、ジャニーズ問題等によりテレビ局が大手芸能事務所に忖度しなくなったことも挙げられると思います」

 一方、永野は来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」も辞退して、新たな仕事の話は聞かない。

「映画『かくかくしかじか』は公開3週目までで興収5億8200万円超、44万2000人を動員しているそうです。ここまで動員できる若手女優はなかなかいません。犯罪を犯したわけではないのですから、めげないでほしいですね」

 くじけずに這い上がってきた先輩・のんに続け。

デイリー新潮編集部

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