「大の里の横綱昇進に水を差すな!」 元横綱「白鵬」協会の“猛烈クレーム”で退職会見をキャンセルさせられていた 支援するトヨタ自動車「豊田章男会長」が明かした「白鵬」への思いとは

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「会見はやめて」と協会が猛烈クレーム

 実は、ここに至るまでに2回、白鵬は退職記者会見をキャンセルしていたという。タニマチ関係者によれば、白鵬は協会に退職届を出した上で、5月7日、都心の有名ホテルで会見する予定であったが、

「相談を受けたタニマチ筋から、夏場所の直前に会見をやると、相撲協会にケンカを売っているように見られるので、まずいのではないか。場所後に延期した方がいいと助言され、キャンセルした」(同)

 2度目は、大の里の優勝で沸いた夏場所後の5月27日。今度は協会から“物言い”が付いた。

「大の里の優勝、横綱昇進に水を差すつもりか。会見はやめてほしい。協会が先に退職を発表するから、それまでは黙っていてくれ。無断でマスコミの取材など受けたら処分の対象になるとまで言われ、会見場となるホテルのキャンセル料はもったいないけど、やむを得ず延期することにしたのです」(同)

 そしてとうとう今場所中には「協会の内側から改革することは諦めました。これからは外から応援します」と親しい知人に漏らすように。最終的に、「時すでに遅し」と退職届を出すことになったのである。

 それでも白鵬は、相撲協会ともめるつもりはないという。それは彼の描く退職後の青写真と関係しているのだそうだ。実は、白鵬は新たな構想について有力な後援者に打ち明けていた――。トヨタ自動車の豊田章男会長である。東海宮城野部屋後援会の名誉会長も務める豊田会長はこう語る。

「宮城野親方とは友人としてお付き合いさせていただいております。折に触れてお会いすると、常に話題は日本の相撲の発展のため、相撲を通じて世界を結び、次世代のために何ができるかということでした」

 6月5日発売の「週刊新潮」では、白鵬が目指す新ビジネスの全貌とそれを支える豊田会長との関係について詳報する。

週刊新潮 2025年6月12日号掲載

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