ついに“金1グラム”が「1万7000円」突破！ 「記念金貨」高騰の一方でニセモノが激増…「3Dプリンター」で精巧に偽造されるケースも
結局は専門店で買うのが一番いい
ちなみに、現在流通しているコインであれば1円玉であっても偽造すると罪になるが、明治時代の金貨などは法的に硬貨としての効力が失われているため、罪にならないという。コレクションや投資の対象として、金貨を購入したいと思った人はどうすればいいのか。竹内氏がこうアドバイスする。
「近年の偽物は稚拙なものも多い一方で、プロでもすぐにはわからない精巧なものが少なくないため、フリマサイトなどで購入するのはリスクが伴います。結局のところ、信頼あるコイン専門店で買うのが一番だと思います。また、相場よりも明らかに“安すぎる”コインは警戒すべきでしょう。人気のあるコインを安く手にできる機会はめったにないと心得たいですね」
オークションサイトやフリマサイトは近年、相次いで真贋鑑定を強化する方針を打ち出している。しかし、その鑑定の対象は一部のブランド品のみであり、コレクターズアイテムなどは怪しい商品が依然として売買されているのが実情だ。繰り返すようだが、高額商品を買い求める際は信頼できる業者から購入するように努めたい。そして、市場価格よりも不当に安い商品はまず、疑ってかかるべきであろう。
