皇太子が国王夫妻ら9人射殺…24年前の惨劇から「ネパール王政廃止」に至る道 「疑惑の元国王」が今盛り上げる“王政復活気運”
2分間に亘って銃声と悲鳴
〈居並ぶ親兄弟に機関銃をぶっ放し、自らも頭を撃ち抜いて自殺するという惨劇がネパール王室で起きた。犯人とされる皇太子が、結婚を反対されてキレてしまったというのだが――。〉
2001年6月1日に起きたネパール王室の銃撃事件。当時の「週刊新潮」によれば、ディペンドラ皇太子(29=当時、以下同)がビレンドラ国王(55)夫妻ら9人の王族を射殺して自身も自死、他4人を負傷させるという前代未聞の惨劇である。
〈「カギを閉めて逃げられないようにした晩餐会場からは、2分間に亘って銃声と悲鳴が聞こえ、再びドアが開いたその場はまさに阿鼻叫喚。...