「一方的な広告ではなく…」登録者120万人突破「mixi2」が狙う意外なマネタイズ方法とは
消費者のリテラシー
こう木村社長が語るのは、従来のSNS広告に対する消費者の見方が変わってきている背景があるという。
「消費者のリテラシーも高まる中で、企業側からの一方的な宣伝には慣れや警戒感を持つ人も増えています。だからこそ、楽しもうとしている人たちを応援するという形の方が、今の時代には受け入れられるのではないかと思うんです。また、従来のSNS広告の在り方だと、常に炎上リスクと隣り合わせともいえるのではないでしょうか。『見てくれ』『聞いてくれ』だけでいい時代ではなくなってきていると思うんですよね」
「それに……」と木村社長は続ける。
「このままだと、いくら『文明』はアップデートされていっても、『文化』は停滞するばかりではないかと危惧しています。釣りでも格闘技でも、もっと文化的なアップデートを促進していくためにも、コミュニティの在り方を変えていく必要があると考えています」
〈有料記事【「『mixi2』をどうマネタイズするか」「ベッティング事業に注力する理由」「『モンスト』の次なる狙いは」 森永康平氏が暴く「株式会社MIXI」の知られざる経営の実態】では、スマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」など、SNS以外の事業に支えられている同社の実態や、違法なオンラインカジノのネガティブなニュースも多い中、「スポーツベッティング」の事業に注力する理由や意義などについて、経済アナリストの森永康平氏の直撃によって明かされている。〉
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