「これからのエンタメ界を背負う存在」 歌手生活56周年「由紀さおり」が太鼓判を押す“超人気アイドルグループ”のメンバーとは

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ジェシーとの仲

 新しいジャンルに果敢に挑む由紀さんだが、気になる同業者(歌手・アーティスト)は誰なのだろう?

「今の玉置浩二さんはいいですね。安全地帯時代よりも、今の玉置さんの声と息づかいに哀愁とほとばしる情熱が同居しているようで。オーケストラをバックに歌っている時は本当に素敵だなと思います」

 そしてもう一人が、SixTONESのジェシーだという。個人的に仲も良く、ジェシーの舞台を観に、何度も劇場に足を運んでいる。

「通っている耳鼻科が同じなんですよ。その先生が彼に“分からないことは由紀さんにきいてごらん”と言ってくれて。そうしたら、“地方公演でしばらくホテルで過ごす際の喉のケアはどうしたらいいでしょうか?”とラインがきました。自分の部屋とは温度も湿度も違いますからね。吸入器のことやうがいの仕方など、細かくアドバイスしてあげたんです。彼も真面目なんですよ。これからのエンタメ界を背負って立つ魅力の塊だと思います」

 歌手だけにとどまらず、俳優、司会と活躍を続ける由紀さん。新しいモノ、人、音楽、流行……あらゆるジャンルにアンテナを張り、興味や関心を抱いたら即、行動に移す……由紀さんの旺盛な活動意欲を支えているのは好奇心なのだろう。

【第1回は「コンサートでは『骨折もトークのネタに(笑)』 デビューから56年『由紀さおり』が明かす『いかりや長介さん』から教わった“大切なこと”」ドリフとの共演で得た、コメディエヌの原点とは何か】

由紀さおり
群馬県出身。小学~高校生まで「ひばり児童合唱団」に所属。1969年「夜明けのスキャット」でデビューする一方、女優として映画やドラマで、またバラエティ番組への出演や司会など、多方面で活躍する。1970年、「手紙」で日本レコード大賞歌唱賞、83年に出演した映画「家族ゲーム」で、毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。姉の安田祥子と共に美しい日本の歌を次世代に歌い継ぐ活動を続けている。6月にはNHKプレミアムドラマ「照子と瑠衣」への出演の他、ディナーショーやコンサートも精力的にこなしている。

デイリー新潮編集部

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