米倉涼子「エンジェルフライト」が今期ドラマNo.1の高評価 制作費は1本1億円で「VIVANT」並みか
お金はAmazon
「民放ドラマの標準が1本2500万円から3000万円といったところ。5000万円といわれるフジの月9、8000万円といわれるTBSの日曜劇場よりも上というわけです」
中でも日曜劇場「VIVANT」は1本あたり破格の1億円と報じられ話題となった。
「それに匹敵する制作費というわけです。もっとも、最終回で19・6%の視聴率を叩き出した『VIVANT』に比べ、『エンジェルフライト』は初回が4・2%、第2話が4・8%、第3話が4・4%と落第点が続いています」
大丈夫かNHK?
「もちろんからくりはあります。『エンジェルフライト』が最初にNHKで放送されたのは昨年6月のBSプレミアムでした。さらにその前、23年3月17日からAmazonプライムで世界同時配信された作品なのです」
Amazonプライムが作ったドラマということだろうか。
「業界の通例から言うと、最初に放送したところがお金を出しますから、世界的企業のAmazonがお金を出し、BSや地上波での放送を見越したNHKが手を上げたということでしょう。実際、Amazonプライムでは“Amazon Originalドラマ”として『エンジェルフライト』の全話配信が今も続いていますが、NHKプラスでは1話1週間のみの配信です」
お金のかけ方が違うから、作りもキャストも豪華になった。それが今期No.1のワケということか。
「もっとも、最初の配信から数えて今回の放送で3度目ですから、数字が取れないのも無理はないでしょうね。NHKはBSでの放送開始時に『あさイチ』のプレミアムトークに米倉を出演させるなどPRに必死でしたが、上手くいかなかったようです」
ちなみに、5月25日にはNHKスペシャル「人体III」に米倉がゲストとして出演する。果たして、彼女は国際霊柩送還士・伊沢那美として登場するのだろうか。ひょっとして外科医・大門未知子として……。