【知られざる歴史ミステリー】なぜ中国は「諸葛孔明の出師表」の拓本を、「東條英機」に贈呈したのか?

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「三国志」は日本でも人気が高く、有名作家によるバージョン、漫画版の他、「パリピ孔明」などという番外編まで広く読まれている。

 戦時中には、中国側から時の日本国首相・東條英樹に「三国志」で知られる諸葛孔明の拓本が贈呈されたこともあるという。渡したのは南京政府首班の汪兆銘。

 なぜそんなプレゼントをしたのか?

 この謎に、近代史家で駒澤大学教授の熊本史雄さんが迫る。以下、新刊『外務官僚たちの大東亜共栄圏』から、一部を再編集して紹介する。...

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