「小室夫妻のお子さんが天皇になる可能性が…」 読売新聞の「女系天皇“容認”論」に保守派が猛反発の理由

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「小室さんのお子さんが天皇になる可能性が……」

 さらに、こう続けるのだ。

「私は21年のヒアリングで『女系継承では眞子内親王殿下(当時)のお相手との間に生まれたお子さまが天皇になる可能性もある』と述べました。女性宮家や女系天皇の議論は、小室圭さんのような人が皇族になる、あるいはそのお子さんが天皇になることを国民が認めるのかと考えれば、是非は明らかだと思います」(八木教授)

 とはいえ、愛子さまと佳子さまは、今年12月でそれぞれ24歳と31歳になられる。これ以上、将来のお立場が不安定のままお過ごしいただくわけにはいくまい。皇室制度に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授が言う。

「天皇としてのあり方、なさりようを引き継いでいかれるには、直系で継承するのが最良だと思います。現実的に考えれば、今上陛下から悠仁さまにさまざまなことをお伝えになるのは難しい。ご一緒に生活されながら背中を見て学ぶといった経験は、直系でなければできないと思います」

 読売の“緊急提言”は、果たして与野党協議にどんな影響を与えるのだろうか――。5月22日発売の「週刊新潮」では、読売提言によって蒸し返された「女性・女系天皇問題」を誰が仕掛けたのか、という点などを含め4ページにわたって報じる。

週刊新潮 2025年5月29日号掲載

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