ヤクザの前で名曲を熱唱 松山千春の動画を入手 所属事務所は「お付き合いの中で故人をしのび、出席した」

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なぜ流出?

 その高級旅館で撮影されたと思しき動画には、カラオケコーナーで松山が「長い夜」を熱唱する様子も収められていた。

 実質2日にもわたって歌声を披露した松山の動画は、なぜ流出したのか。

 件の畔柳元会長を知る関係者によると、

「ホステスたちに動画をバラまいた元会長は、古巣『エフティグループ』の社長・安藤暢彦氏と共に反社の法要に出席していたそうなんです。また元会長は、退任後は銀座の高級クラブの経営に熱心で、共同経営者とトラブルを起こして裁判沙汰になっている。店の関係者からの評判が悪いので、反社と密接な関係にあることを世間に知らしめようとした人物が、動画を流出させたのではないでしょうか」

元会長に聞くと……

 当の畔柳元会長に聞くと、安藤社長と一緒に参加したのは認めた上で、

「あの場で松山さんの歌は聴いていましたけどね。動画は撮影しておらずもらった感じです。複数の人に送った記憶はないけど……。銀座の店が乗っ取りに遭って、その裁判で相手方から、反社とのつながりを指摘されている。リークしているんだと思いますよ。松山さんにも申し訳ないですよね」

 そもそも上場企業のトップらが、反社絡みの法要に足を運んでよいはずがなかろう。その点を「エフティグループ」に問うと、

「事実関係を調査中です。当社規定に抵触した場合は、しかるべき措置を取ります」

 この回答を寄せた直後の今月13日夕方、同社は安藤社長の退任を発表したのだった。元会長のゴタゴタが、奇しくも松山の行動を、あぶり出したワケなのである。

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