「三船美佳」「赤江珠緒」を蹴散らし…テレ東「バス旅W」の“顔”に、なぜ「金メダリスト」が抜擢?

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太川の後継者と言われるためには

高木:なんでスケート辞めてプレッシャーというものから解放されたのに、またプレッシャーを受けているんだろう……それがバス旅の醍醐味でもあるんですけど。

 2日目、前日に乗車が叶わなかった日本一長い路線バス・八木新宮特急バス(走行距離170キロ、所要時間6時間半!)に朝6時に乗り込む。終点の大和八木駅(奈良県橿原市)から7路線を乗り継ぎ、奈良市の石内に着いたときには夜7時を回っていた。だが、この日のうちに伊賀上野(三重県)に入るべく、10キロの道のりを歩くことに。

「元アスリートの高木と現役の野口はともかく、タレントでしかも年上の雛形がついていけるのか心配になりました。なんとか伊賀上野にたどり着きましたが、疲れが顔に出ていましたね」

 3日目、リーダー高木が意外な策に出た。名古屋行きの高速バスに乗り込んだのだ。バス旅で乗ることができるのは路線バスのみで、高速バスは認められていない。だが、高速道路を通らない区間に限り乗車可能というルールをついて、下道ギリギリの関バスセンター(三重県亀山市)で下車したのだ。

「高速バスという表記があるだけでも敬遠しそうなところですが、地図を読み込み、戦略を練る高木は、まさにアスリートでした。結局3日目に名古屋までたどり着き、その後は俄然、楽になりました。最終日は大都会・名古屋の複雑な路線バスに苦労しましたが、無事にゴール。高木のガッツと勝負への執念、アスリート魂が企画に合っていました。乗り継ぎ旅を楽しむ駆け引きもできるところは強みにもなっています」

 チーム高木は2連勝となった。だが不安もあるという。

「ゴールを目指して頑張るのはいいのですが、その思いが強すぎてリーダーとしてゲストの2人をまとめきれるかどうか不安があります。“女子3人仲良し旅”にする必要はありませんが、高木1人が悪目立ち、視聴者から敵扱いされる危険性をはらんでいます」

 今回のように、ゲストの1人をアスリートにしたのはいい手だったのかも。

「毎回そういうわけにもいきませんし、アスリートではない残りのゲストが大変です。高木はもっとトークを活かさなければ、この世界で生き残ってはいけません。毒舌、暴露、爆笑エピソード、天然、クセ強など、トークでのキャラ付けが必要かと思います。そこまでいけば、ミスターバス旅・太川の後継者と言えるでしょうね」

デイリー新潮編集部

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