かつて出会ったあの人たちは今何をしているのか… ノスタルジーに浸る人びとに横尾忠則がすすめる“ゲーム”とは? 「誰かと会ったと仮定して、そこに物語を想像してみる」
この歳になると、かつて出合った人、一緒に仕事をした人、ある時間を共有した人達のことがよく思い出されます。その人達は今、何をしているのか、どうしているのか、どのような環境でどのような仕事をしているのだろうか、ということが気になるのです。
多分、自分が歳を取った証拠であり、残こされた時間がそんなに沢山あるわけでないので、ついノスタルジーな気分になるのかも知れません。
ノスタルジーというのは一種の執着ですから決して前向きの概念ではないのです。...