金田正一、米田哲也に次ぐ歴代3位 通算320勝「投げる精密機械」と呼ばれた男の野球人生 「完投をこそ信条とする真のプロ」【追悼】

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 物故者を取り上げてその生涯を振り返るコラム「墓碑銘」は、開始から半世紀となる週刊新潮の超長期連載。今回は4月18日に亡くなった小山正明さんを取り上げる。

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 阪神などで活躍した小山正明投手は「投げる精密機械」の異名を取り、「針の穴を通すコントロール」と称賛されたが、決して大げさな表現ではなかった。

 通算320勝は、金田正一(400勝)、米田哲也(350勝)に次いで歴代3位。現役21年のうち7年で20勝以上を記録している。...

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