「グループ会社に残ってもらうかも…」 フジ清水社長がまさかの“天下り”示唆 「たまったもんじゃない」と社員はあきれ顔

国内 社会

  • ブックマーク

セクハラ加害者に新たな肩書

 別のフジ社員が呆れる。

「ただでさえ、3月27日付で退任した元取締役が会社に残っていることに反発があります。例えば、報道局長を務めた元常務取締役の石原正人さんは、第三者委員会からセクハラが認定されたにもかからず、新たに“特任アドバイザー”という肩書が与えられた。おかしな話ですよ」

 もっとも、同じくセクハラが認定された元取締役で政治キャスターの反町理氏(61)には、同様の肩書は与えられていない。この差は何なのか。

「理由は、石原さんの方が日枝さんに近かったからだといわれています。今後、天下りまでされたら、たまったもんじゃない。私たちは本当に旧体制から脱却できるのでしょうか」(同)

 清水社長の温厚な性格が災いして、同情論を口にしてしまったのか。これでは改革は進まない。

週刊新潮 2025年5月15日号掲載

ワイド特集「これでいいのだ」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。