「私が殺されたら、犯人は…」と口にしていた女子大生 「桶川ストーカー殺人事件」の教訓は川崎で生かせなかったのか

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 神奈川県川崎市の女性死体遺棄事件は、7歳下の元交際相手にストーカー行為を繰り返していた白井秀征(ひでゆき)容疑者(27)が逮捕されたことで、全容解明に遅まきながら一歩進んだといえそうだ。

 事件そのものもさることながら、警察がどこまでこの件について情報を開示するかも注目の対象となっている。

 被害者の女性や周囲が元交際相手の危険性を訴えたにもかかわらず、警察の動きは鈍く、最悪の結果に――ストーカー事件では何度も見られたプロセスだ。ストーカー規制法制定のきっかけとなった「桶川ストーカー殺人事件」では、本人や家族、友人らの訴えを埼玉県警が本気で取り合わなかったことがよく知られている。...

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