みのもんたさん「17億円大豪邸」の内部事情 「敷地は3000坪」「お風呂からは江の島と富士山が見える」

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専門家が「買い手が現れない」と考察する理由

 設計は、日本建築学会の学会賞を00年に受賞した高名な建築家、齊藤裕氏が手がけた。建築誌の編集者が言うには、

「世界中の木材を選りすぐって使う齊藤氏は、まさに“木の匠”です。みの邸も骨組みは鉄筋コンクリートですが、チークなどの高級な造作材をふんだんに用いています。カーブを駆使したモダンなデザインと木の温かみが同居しており、芸術的価値の高い名建築だと思います」

 前出の知人が最も感銘を受けたのは、

「建物の内と外の至るところから、相模湾を見下ろす絶景が味わえることです。日常生活のあらゆるシーンで、素晴らしい眺望が目に入るように計算されているのだとか。お風呂なんて、窓から江の島と富士山の両方が見られますから。みのさんは湘南の海を眺めながら、敬愛する石原裕次郎さんに思いをはせていたようですよ。休日ともなれば庭やテラスに出て、青空の下日光浴をしていたそうです」

 今も登記簿上の所有者はみのさんのままだが、不動産コンサルタントの森島義博氏に聞くと、

「ご遺族が相続する場合は、高額な維持費がかかるでしょう。一方で売却しようとしたところで、なかなか買い手が現れないと思います。立派な大豪邸であることは間違いないのですが、鎌倉駅から車で15分と交通の便が悪く、敷地も広過ぎます。さらに、みのさんの家だったという“色”まで付いている。不動産売買の世界では、どうしても個性が強過ぎる物件は敬遠されてしまうのです」

“ズバッ!”と買ってくれる人が現れたらいいけれど。

週刊新潮 2025年5月1・8日号掲載

ワイド特集「天国と地獄」より

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